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山の辺の道・3

ちょっと変わった塀を見かけました。
今まで見たことの無い塀です。
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瓦でしょうか。
珍しかったのでカメラを向けてしまいました。

夜都伎神社
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春日大社の4神を祀ります。
拝殿が萱葺き屋根というのは珍しい。


その先にあった無人販売
山の辺の道・3_b0116540_20211977.jpg
道端に置いた椅子にのせた箕に果物などおいてありました。
良心的に買う人を信じてる・っていいですねぇ。

歩き始めて13キロくらいだったでしょうか、天理観光農園で一休みです。
さつまいもソフトを戴き、手作りオレンジピールを買いました。

この後、急勾配の山道を登りきると、こんな道が続きます。
山の辺の道・3_b0116540_20322995.jpg


しばらく気持ちよい山道を歩き、池が見えてきました。
内山永久時跡。
「うち山や とざましらずの 花ざかり」 芭蕉の句碑がたっていました。

内山永久寺は明治の廃仏毀釈によって廃絶したそうです。
この池だけ残りました。
盛時は52坊を誇ったとか、どんなに壮大な伽藍だったのか当時の繁栄を偲ぶべきもありません。


歩き始めて5時間半、石上神宮に到着しました。
目に入ってきたのが神鶏です。
山の辺の道・3_b0116540_211572.jpg


拝殿にむかう、写真で見慣れた景色・というか道。
山の辺の道・3_b0116540_2141385.jpg

こちらは「物部氏」の氏神だったそう。

国宝の七支刀も伝えられているようです、もちろん見ることはできませんが。

奈良朝以前から神宮の号を使ったのは伊勢神宮とここだけだという事ですから、
当時、特別な神社だったのでしょうね。
拝殿
山の辺の道・3_b0116540_21334184.jpg

この拝殿は、入母屋造なんだそう。
ふつう神社造では切妻造が殆どだそうです。

入母屋造り、切妻造り、もっと勉強しなくては。


国宝 「摂社出雲建雄神社拝殿」
山の辺の道・3_b0116540_2120411.jpg

これは「内山永久寺の鎮守社の拝殿」を移築したとか。
画像は赤みをおびていますが、時代を感じさせるもっと鄙びた感じで 杉木立のなかで自然と一体化した感じでした。


山の辺の道は、この石上神宮から
山の辺の道・3_b0116540_2142965.jpg

奈良方面へ向かうのですが、今回はここで終了。
JR天理駅へと向かいました。




この日朝、歩き始めて30分ほどの初瀬川辺りで小雪が舞いはじめました。
雨を予想していなかったので、傘も合羽も持ち合わせてなくて、寒さも感じてきてしまい
どうしたものかとしばし考えましたが、
「えいっ・折角来たのだから」とウォーキング続行、
海柘榴市観音あたりで雪も止みました。

そのあとも暫く曇りで肌寒かったのですが、お昼過ぎころから薄日が射すようになりました。
すこし寒いくらいのウォーキング日和。

帰りはJR天理駅からー長柄駅ー柳本駅ー巻向駅ー三輪駅ー桜井駅まで、
駅の数たくさん、よく歩けた一日でした。
by nyakkpenn | 2011-04-10 21:57 | ウォーク・ハイキング | Comments(2)
Commented by ayame4011 at 2011-04-12 11:24
凄いですネ。
知らないところばっかりです。
拝殿が萱葺き屋根というのも初めて見ました。
廃仏毀釈は勿体無いですよね。

石上神宮も神宮の号を使ったのは伊勢神宮と
ここだけだというのも勉強になりました。

知識を吸収しながらのウォーキングは最高!
ほんと、よく歩きました。
Commented by nyakkpenn at 2011-04-12 18:17
ayameさん こんにちは
私も知らないことが多くて、とても勉強になりました。
萱葺き屋根の拝殿も初めてでしたし、神社が入母屋造か切妻造かなんて気にしたこともありませんでした。
帰宅してから、色んな資料を読み返してもう一度行きたいとおもっているところです。

でも、良く歩いたなと思います。
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